「皆の盾、ラウラ姉ちゃんやで!ウチが来たからにはもう誰も怪我させへんからね!」 目の前で可愛い昔馴染である主人が死んでしまった話をしようか。真っ赤な血が溢れて、恐怖で泣き叫んだ話をしようか。けれど、彼は生き残った。そして自分も、彼らと同じような力に目覚めた。傷付ける力ではない、皆を護り抜く力だ。今はボスの弟の付き人として、ファミリーを支える。この笑顔が曇りませんようにと。