「優秀な後輩が育ってて羨ましいぜ。俺もそろそろ引退したいんだがなぁ……」
フェンリル極東支部で輸送ヘリのパイロットを務める62歳の男。20年以上の稼業で被撃墜が一度もなく、幸運を呼ぶ男と呼ばれる。しかし本人は愛機を『棺桶』と呼ぶなど、自身の高い評判に対し否定的である。