静かになった教会内にぼそぼそ響く神父様の声は、今でも覚えている。 そのとき唱えていた聖句も、一字一句違わずに唱えられる自信がある。
でもそこから先、親愛なる神様が、僕の獲物を十字架で潰した後。 途切れた聖句の最後一節が、今でもどうしても覚えられないの。