「私の前でその名前を言わないで!」 大公の名前を言った瞬間、彼女は激しい怒りを見せた。 それと同時に伝わる恐怖。 次いで、歪に弧を描く口角。 その笑顔は醜悪で魔女と呼ぶに相応しい。 彼女の瞳には、復讐の炎が揺らめいていた。 世界を呪った女の呪詛が消える事はない。