ミラージュは裁縫をしていた。 葡萄酒色の布地はきっとあの子に似合うだろう。 そんな事を考えながら手を進める。 「うん、良い出来じゃなぁい♡」 彼女の手には眼帯。 想い描くのは最愛の弟子ハニエル。 ーーこれはミラージュがハニエルに残してやれる唯一の品であった。