彼女にとって聖人は絶対で、それの重荷になるならば消えてしまおうと考えた。 "自分の体を大事にしてください。いつか生まれるあなたの子供の為にも″ 蘇る聖人の言葉に、彼女は死ぬ事が出来なかった。 「オリアス様、この子は寂しがっていますよ」 そう言って腹部を撫でるシレーネは、慈愛に満ちた笑顔だった。