その人は紛れもなく英雄である。 彼が居なければ、世界はたちまち魔王の支配下に晒されてしまうだろう。 また彼は神の力を退け、平穏な世界を守った人物でもある。 しかしそれが正しい選択だったのか…、それは誰にもわからない。 「未来の事なんてわからない。だから僕は、今ある幸せを掴み取りにいくよ」 罪深き英雄はそう言った。