起きてこないので起こしに来た。 すると、アホ毛を揺らして「あと5ふん……」と延長を要求してくる。 いつもなら許してしまうのだが、偶には、と「ダメよ。」と再び白い身体を揺らす。 いつもよりも少し低い呻き声が聞こえ、起きたか、と思っていると 暖かい。彼の匂いに包まれる。 布団の中に引き込まれたようだ。 「いつもの仕返し」と眠気混じりの笑顔は、幼く可愛らしかった。