「私は、何度も何度も何度も、繰り返した。彼女を救う為に。けれど、けれど彼女は救われない。何度手を伸ばしても消えてしまう。──だから、私は、彼女をこの手で」 彼女と笑い合う日々さえ、戻ってくればよかったんだ。 彼女と過ごす普通の日常。その為だけに、何度も時を繰り返した1人の女の末路。