生命を芽吹かせ、すべての植物あるいは動物の原点と言われる女神。 この女神に選ばれたものは名前を奪われる。選ばれるというよりは、押し付けに近い。 彼女が負の感情を強く持っていると、『ほころび』と呼ばれる黒いもやのようなものが箱庭の世界に発生してしまう。多かれ少なかれそういうことはあるのだが、現在は終末論がまことしやかにささやかれるほどに大量発生している。