「だっっっ、から……喧嘩はいいが店を壊すなつってんだ。テメェ、日本語理解してんのか?次やったらカタギと言えど小指詰めさすぞ。」
煌々と明かる夜の街。綺麗なネオンと顔の良い客寄せ。ちょっとハメを外すサラリーマン。それらに隠れて、汚れ役者は常に目を光らせている。喧嘩にカツアゲ、モグリの集金屋。親父に任された大事なシノギだ。変に荒らすわけにはいかねぇからな。