「良いよ。どうしてもというなら単位をあげる。でもそれもタダじゃないよ。僕のちょっとした実験に付き合ってくれたら、必要な単位をあげよう。」
不敵な笑み。不躾な笑み。不気味な笑み。そして、研究室に響く爆発音と悲鳴。何を作っているのかは、実験された生徒すらも理解できない。ただわかることは経験した生徒達が、単位と実験を天秤にかけ実験をとることは二度とないということ。そして、今まで不登校気味であった生徒ですら皆勤賞を取るようになるということ。