「ゆい」と読む。薫に半ば拉致される形で嫁入りした、「太陽の国」の末席の姫君。あまり男性と関わってはいけない境遇だったのだが、月夜の晩に忍び込んできた若かりし頃の薫に惹かれてしまった。 子供を身ごもることが出来ない体質で、薫が冬歌を拾ってきた時は大喜びで着物を縫ったり赤いリボンを買ってきたりしていた。 姫君らしい丁寧な言葉遣い、教養を備えているが、常識に少し欠けている。冬歌の知識はほぼすべて彼女から得たもの。 弓と浄化の魔術を扱うことが出来るが、薫と共に娘を守って死亡している。