《大好き。大好きだよ。どんな君でも愛してる。だからどこにもいかないで。誰にも奪われないで。俺だけを見て、俺だけを愛して。俺を捨てないで。お願い。》 こんな想いを伝えたってきっと嫌われてしまうだけだろう。目の前にいる君を見て、音の無いため息をついて、そっと消去ボタンを押し続けた。