誰からも否定され続けた畸形の青年と、それを支え続けた見えず飛べずの妖精。 その街では日々生きることさえ戦いになる。 その街では死こそが唯一無二の安寧となる。 故に誰もが死を望む中、彼らは共に五十年の時を生きた。