「気色悪い。」 「そう言うな、我愛しき吸血鬼よ。」 最強最美のモンスターとして名高い吸血鬼が欲しくて大きな街1つを不死者の彷徨う魔界へと変貌させてしまった。彼が一目惚れしたのは創ろうとして創り得なかった吸血鬼成り立ての少年、彼に拒み続けているが長い年月ずっと想い続ける意外にも一途な男だった。