「こんなの、僕、もういやだよ……」 今までずっと理不尽な運命に耐えてきた僕でも、もう限界だった。大好きなみんなが、フィリアが、セレスが、僕のせいで苦しい思いをして、僕の前からいなくなってしまって。後に残ったのは僕とローリエだけ。ローリエもまた、いなくなってしまうのだろうか。そんなのもうこりごりだ。どうしてこうなってしまったのか。僕は膝に顔を埋める。