「人と竜が幸せになれるわけないって、僕は知ってたんだ。でもね、どうしても、どうしても君を守りたかった。今にも壊れてしまいそうな君を、つなぎとめてあげたかった。 でも神様は意地悪だね。こうも簡単に僕の気持ちを踏みにじる。母さんを亡くした時すら泣かなかったのに、頭がどうにかなりそうだ。……僕の涙じゃ君を引き戻せない。大好きだよ、ガーネット。ずっと、ずっと」