彼は化物と恐れられていた。 返り血のこびり付いた軍服を翻し、規則正しい軍靴の音を鳴らし戦場を闊歩する。 その眼は酷く理性的で変わらぬ日常を過ごすが如く淡々と敵を屠り去っていく。 彼は至って正常である。 が、何処か歯車が狂っているのだろう。