聞き慣れた潮騒の音。熱い地面にはいつまでたっても慣れそうにない。 太陽の花の飾りがあしらわれた大きな麦わら帽子。海の匂いを孕んだ風が心地よかった。海の中にいては感じられない全てのものが輝いて見える。 少し向こうにいる彼女の笑顔が振り返って、私の名前を呼ぶ、そんな夏の記憶。サマー・リメンバー。