「わたしに出来ることって、誰かの背中を押すことくらいなんです。そんな、ちょっとしたことで変わることができるのなら……わたしのこの力だって、わたし自身だって。惜しくなんてないです。──さあ、優雨くん。止々岐さん、お願いしますね。<全へ還れ>」