彼は虚ろな存在だ。存在するかどうかさえ怪しい。しかし触れられもするし息もする。「彼」のかつての面影を残す気分屋。都合良く助けに駆け付けて、一瞥して去る。_彼は、彼自身を助けたいがため_。「_憎しみの先には絶対的な終わりしかねぇんだよ、分かったらその刃降ろせ。更正させてやる。」