「…私は、空から来たんです。」何光年、幾年も離れた宇宙の果て。旅を続けるその通過点。しかしその星は強く彼女の胸を締め付けた。惹かれた。空叶節のこの日の星を、今はただ見ていたい。留まっていたいが、あの人が、舟が待っているから、天の大河へと帰る。また、ここへ寄ることがあれば、今度は沢山土産を持っていきたい。