「ここはもっと赤を入れた方がいいっすね…、」夕暮れの美術部、キャンバスに向かい合う生徒。一度向かい合えば寝食も忘れる程。感覚のままにパレットに色を乗せていく。筆を握る姿は儚く、何かに憑かれたよう。…最近、夢遊病気味だとか。