「いいかい、３億だよ、３億だ。知り合いに腕のいい医者がいる。それまで彼に君の臓器を預かっていてもらおう。君の寿命が半年ほどになるように臓器を抜き取る。死ぬまでに耳と尻尾揃えて三億全額返済しろ」
「理不尽だ！」
「賭場を燃やしたのは君だろう。三億で済んでよかったじゃないか」
「違う！あれは境界のが！！！」
「何」
「な、なんでもないです…」
不幸にも借金を背負わされた罪なき少年は俯き小さな声で舌打ちをした。