街路の一角。不出来なボロキレで作られたパペットをもくもくを見せるラフェア。 貧乏人の佇まいである子供のやること。 当然誰も見向きもしないし、時には意地悪もされる。 ちょっと傷ついたり、悲しくもなるけど、パペットを続けるラフェア。 あの時全身を駆け巡った電撃の様な感動と、ささやかだけど心に染みた思いやりを、今度はみんなに配るために。