カペラはごくごく普通の女の子だ。 東の小さな村に住む、小さくて奥手な少女だった。 日常が一変したのはひと月ほど前。 彼女は唐突に故郷を失った。 「助けて」と振り絞った声を聞きつけて、たくましい腕がカペラを救う。 その腕の持ち主には、顔に火傷の痕があった。