俺の為に死んだ母さんに親父。 妹として、家族になってくれた千弦。 初めての友達になった八織。 高校時代からの友人、同陣営。敵陣営。 何より、相棒の知里。 俺が死んだって誰も悲しむ奴は居ない、寧ろせいせいする奴の方がいる。 けれど、浅くとも深くとも、俺は誰かの記憶の中で生きてる。ただそれだけで良い。 俺も、大切だった奴らを忘れない。 だから──────
「俺が居た事、忘れないでくれよ。」