アイのカケラ1
レア度:
★2
7年弱前に更新
白い部屋の窓際に、花瓶が1つ。
……嫌いだった。
何かの儀式のように、それが朽ちては足されてを繰り返す。結局は押し付けていく側の自己満足。善意と言いながら、己の未来を何度も見せられているようで。
何もかも白く無機質に感じる部屋。嫌い。
慰め程度の暖かみのある配色。虫唾が走る。
窓から覗く蒼。妬ましい。
生きてる心地がしない。
生かされてるという事実しかない。
虚しい。悔しい。悲しい、苦しい。痛い。
……いつか、全て溝に捨て去った感情。
アビリティ: | 病室 |
種族: | 記憶 |