アイのカケラ6
レア度:
★2
6年以上前に更新
古い地下牢には光が届かず、またカビ臭い。全く一体全体いつ作ったんだか。悪趣味な拘束具に、使用済みの拷問具。先代の人間性が見て取れる。全くもって人間的とは到底言えぬ生活になったが、一向に死の気配を感じない事から更に人非る者に近づいたと感じた。
話し相手は遂に精霊ただ一人。しかし話す事などない。変わらぬ景色、時の流れは伸びゆく髪しか教えてくれぬ。実に滑稽なものだ。
稀に様子見に来るソレには、とびきりの顔で出迎えよう。
嗚呼!化物だと見下すその面の、なんと化物じみたことか!!
アビリティ: | 幽閉 |
種族: | 記憶 |