貧しい家に生まれ、親から酷い扱いを受けても、彼には大切な妹がいた。彼女のためなら、なんだってできると、彼は強く生き続けてきた。 ある時眠れず盗み聞きした両親の話、それは妹を売って金にするという話。 慌てた彼はどうすることもできず、外に飛び出し涙を堪える。
そんな彼に、黒い影は声をかけた。
「なあキミ、困ってるんなら助けてあげてもええよ?」
それは、彼らの秘密の出会い。彼が二丁拳銃を、手にした理由。