イタリアの重戦車。 主砲は75mm L/34。 設計は1940年に開始されたものの、イタリアが連合国との休戦に調印する時期までに、ごく少数の車輌しか生産されなかった。 装甲は従来の「M」シリーズより厚くなったが、同時期の他国の戦車が溶接構造を採用していたのに対し、未だ鋲接構造であった。 P40は重戦車と呼称されたが、国際標準においてこれは中戦車であった。そしてイタリアが戦争中に実戦化したものとしては連合国およびドイツ軍の中戦車に相当する唯一のイタリア軍の戦車であった。