ソ連の重戦車。 76.2mm砲を装備し、当時としては破格の重装甲を誇ったこの戦車は、独ソ戦当初、ドイツ軍の戦車や対戦車砲から放たれる砲弾をことごとく跳ね返し、「怪物」と言わしめた。 しかし、トランスミッションや砲の照準装置などの機械的信頼性、品質の低さはきわめて低かった。操縦手はハンマーでシフトレバーをたたいてギアチェンジすることもあったそうだ。