一文字一文字心を込めてしたためた手紙を添え、共に同封する人気遊園地のチケットを手に取る。 少し眺めてからそれに軽くキスをして封筒に入れる。 「喜んでくれるといいね」 今まさに思ったいた事を口にする刀は、隻眼を優しく細めて主を見ていた。 ふんわりと控えめに香水をふりかけた古風な連絡手段を片手に、主は彼に向かって楽しそうに笑顔を向けた。