「オレ様キャラで大ブレイク!」それは、編集者からの命令で彼自身がずっと必死で演技を続けてきた結果、得た名声であった。最早本来の自分など、彼には残っていない。「……どうすりゃいいんだよ、今更。オレは、俺は」