陰陽師。「時折山に怪しい人影がある」と村人から相談を受け、赴いた先で珊瑚と出会う。 密かに珊瑚と情を通じて息子・葵を設け、彼を伴って村へと戻った。本家を嫌悪し、村にもさほど関心はない。いつか珊瑚と共に海を見に行こうという約束を果たすためだけに、退屈な日々を耐え忍んでいる。