元は母と共に諸国を放浪していた身だったが、母が或る男に見初められたために、その男の治める村へと身を寄せることになった。 そこで彼を待っていたのは、奇怪な家業と、その家業を継ぐための修練である。彼は玄鋼という名を与えられ、飯の為ならと奇怪な家業を継ぐことを了承した。すると、父となった男から『異形の者』と面会させられた挙句、『異形の者』が『弟』だと紹介された。 玄鋼はその後、ひたすら苦難に身を投じることとなる…。