「私はもうあの世界から外れた身だが、彼の場所で生きる人々の未来と幸福を守るくらいは許してほしいと、そう思う」
星空を眺めながら、振り向くこと無くその男は呟いた。 過ぎた思い出が未だその胸にある限り、彼はその拳を握り、振るい続ける。