「最後に君が笑って許してくれたから、僕はもう振り返らないよ。君を殺した事実さえ君の居た証明になるのなら、ずっと覚えていよう。どうか君がまた流星群を眺められますように」
冷たい墓石に花を供えて男は瞼を閉じる。 共に過ごした時間の温もりを秘め――さようなら、愛した人。