朝の木漏れ日
レア度:
SR
5年以上前に更新
人目の届かぬ森の奥で見つけたのは、蛇の如く赤々とした双眸だった。
パンの言葉も知らぬ貴方、ぶっきらぼうに聞こえた発言も今思い起こせば、誰かの為に放った音だった筈だ。
森を想い他人を想う貴方の根っ子は優しさ。
――私の迷い込んだ森は、今でも元気でしょうか?
青々と茂る草木と、それに囲まれた笑顔の貴方と、貴方の傍に寄り添う大切な人が無事であることを、心より願っています。