【真夜中のさみしさ】Twin☆s
レア度:
SR
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「…レミ、なんだか眠れないの」
隣の布団でそう呟くリユは、寂しそうな、何かを怖れてるような眼で私を見つめていた。
「……大丈夫、大丈夫だ。」
私は、何があってもそばに居るから。
微かに震えるリユの手をそっと握れば、その瞳はふわりと安心したように微笑んだ。
彼女の真夜中のさみしさを、溶かしてあげられる存在でありたい。
同じような夜を過ごすたび、私はそう願ってやまないのだ。