南海電鉄 昭和中期に導入された通勤型電車の中で老朽化が進んでいる7000系列と6000系の置き換え、ならびに近年増加する空港線を始めとしたインバウンド需要に対応する旅客案内設備の充実化を目的に導入され、2015年から本線で営業運転を開始し、2019年からは、高野線での営業運転も開始した。これまで南海の車両は旧帝國車輛工業以来取引を続けてきたJ-TREC(旧・東急車輛製造)製が大半を占めていたが、本系列は1973年(昭和48年)の7100系2次車以来となる地元関西の近畿車輛に発注された。