[脆弱で愚かな人間様へ]鬼ノ葉御殊
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「おや、ようこそおいで下さいました、脆弱で愚かな人間様。俺は鬼ノ葉。鬼人族の中で最も若い鬼です。……さて、猫かぶりはこのくらいにしよう。問おう、なぜ人間風情がこのような妖の巣窟に…。……なるほど、妖の物語を聞きに来たと。ずいぶん物好きな奴もいるものだ。いいだろう、一つ小噺をしてやる。但しこの話は誰にも漏らしてはならない。言ったが最後……わかって居るな?……そう、それでいい。それでは始めよう。世にも不思議な、人間どもの夢の話を」