｢三日目だ。今日、父上は間違いなく解読を終わらせ、人間を滅ぼす。…けれど本当にそれでいいのだろうか？確かに母上や同胞たちに惨いことをしたのは人間。でもそれを一括りにしてしまって、本当にいいのだろうか。みんなと旅をして、良い人間がいると知った。モノたちは、僕を仲間として親しくしてくれた。でもそれは、人間だと思っていたから？魔王の子である僕なら、きっと問答無用で刃を向けるのか…。いや、そんなことはどうでもいいんだと思う。この罪悪感を晴らすには、ただの謝罪じゃ足りない。そうでなかったとしても…父上は～