【手加減は時にもどかしい】鮫嶋 千夏
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3年弱前に更新
「っ、ン・・・・・・はぁ、っ・・・・・・・あッ・・・・・・・・」
ゆっくり、ゆっくりと、お姫様を抱くように揺さぶられている。
「・・・・・・・・・・・っ」
彼の顔は、真剣そのものだ。
痛くさせまいと、必死に、必死に、大切に抱いてくれている。
彼の首筋に汗が伝うのが見えた。
彼の目を見れば、蕩けた赤い瞳が自分を捉えていた。
「・・・・・・・鮫嶋。あんま物欲しそうに見んな。手加減できなくなっから」
そう言うと、ふっ、と笑って。
ああ。
貴方に、もっとめちゃくちゃに、されてみたい。