【夏の風物詩】青陽ナオ
レア度:
★6
7年以上前に更新
ジリジリと全てを焼き尽くすかのような日差しの下、外部居住区では子どもの笑い声が響く。誰かがバケツやら水鉄砲を持ってきたらしい。それで水を掛け合ってはしゃぐ子供たちを眺めながら、彼は日陰で住民達と涼んでいた。
「そういや、打ち水、なんて言うのがあるんだよな。地面に水をまいて、気化熱で………おいガキ共、話聞いてたか?誰も俺に水をかけろとは言ってねぇ!!」
水をぶっかけられびしょ濡れになった彼は、転がっていた水鉄砲を拾い、水の掛け合いに参戦する。子供たちにも負けない笑顔が、キラリと輝いた。